社員と役員に有罪判決 苫ガス 21年のガス爆発事故

社員と役員に有罪判決 苫ガス 21年のガス爆発事故

 苫小牧市内の住宅建設工事現場で2021年2月、作業員が重傷を負った爆発事故で、業務上過失傷害の罪に問われた苫小牧ガスの男性社員(36)と男性役員(47)=いずれも苫小牧市=の両被告に対する判決公判が14日、札幌地裁苫小牧支部(●【99cb】木博巳裁判官)であった。高木裁判官は、当時現場の保安責任者だった男性社員に禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)、報告を受けていた男性役員に禁錮10月、執行猶予3年(同禁錮10月)をそれぞれ言い渡した。

 高木裁判官は、両被告が事故前に現場付近で「爆発下限界」を超える高濃度のガス漏れなどを認識しながら「注意義務を果たさなかった」と指摘。男性役員は男性社員の直属の上司ではなく本来、指揮すべき立場になかった点を踏まえ、男性社員の過失割合が大きいと判断した。

 長期間の治療を要し、重度の後遺障害を負った被害者が「厳しい処罰感情を抱いていることは当然」とする一方、両被告が罪を認め、会社も現場周辺の住民らの損害補償を進めていることから執行猶予が相当と述べた。

 本間利英社長は「判決の内容を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を起こさないよう再発防止に努めていく」とコメントを出した。

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