苫小牧市大町のシャンソニエカプリスが、今年3月で開店30周年を迎えた。全国で活躍する歌手の生ステージを毎月行い、道内外に根強いファンを持つ人気店。7月には30周年記念ステージを企画している。店主の山崎美枝子さん(75)は「今後も質の高い歌をお客さまに届けていく」と意気込む。
シャンソニエはシャンソンを中心に聞かせるライブハウス。山崎さんが9年間勤めたシャンソニエの閉店後、ピアニストでマスターの千葉昭治さん(74)と共にカプリスを開店。著名な歌手や音楽関係者も足を運び、壁には「歌」と書かれた加藤登紀子さんの書が飾られている。
毎月、ステージ開催を知らせるはがきを常連客に送り、多い時は400通ほどに上った。同店にゲストで東京から訪れる女性歌手のファンという白老町北吉原の大浦智恵美さん(64)は「10年前から通っているがステージを毎回楽しみにしている。これからも心癒やされるシャンソンを聴かせてほしい」と語る。
コロナ禍もあって、札幌の有名店を含め全国で続々とシャンソニエが閉店する中、生のシャンソンが聞ける店の存在は貴重だ。ゲストの伴奏もこなす千葉さんは「シャンソンは敷居が高いイメージを持たれがちだが、誰でも気軽に楽しんでもらえる」と新たなリスナー獲得にも意欲を見せる。
7月の記念ステージは、18~21日に市内にファンが多い高田康子さん、22~27日に苫小牧出身の唯文(ただふみ)さんを招く予定。山崎さんは「すぐに閉めるだろうとの周囲の予想が、むしろ原動力になった」と30年を振り返り、「これからも多くの方にシャンソンを楽しんでもらいたい」と話している。
営業時間は午後7時~同11時。日曜・祝日休み。問い合わせは同店 電話0144(36)6656。
















