苫小牧市がまとめた2023年度のスポーツ合宿等助成金実績によると、道内外の実業団や学校、クラブなどスポーツ団体が市内で行った合宿は95件で、前年度と比べて4割弱・26件増だった。新型コロナウイルス禍前の水準にはまだ届かないが、アイスホッケーなど屋内競技の合宿再開もあって回復傾向。市は今年度の目標を100件以上に設定し、1000万円を予算計上している。
23年度合宿の主な競技別内訳は、アイスホッケーが最多の29件だったほか、多い順に陸上24件、バスケットボール15件、サッカー10件。バドミントンと野球も5件ずつ。人数は2222人で4年ぶりに2000人を超え、延べ宿泊数は7007日だった。
合宿利用は17年度が111件と100件を上回り、18年度がピークの155件。19年度は記録更新が期待されたが、20年1月以降の新型コロナ流行により、3月の利用がなく145件。20年度は行動制限もあって28件に落ち込んだが、21年度は62件、22年度は69件とV字回復をたどっていた。
市スポーツ都市推進課によると、23年度は夏の涼しさと練習環境を求めて道外から来苫する陸上競技の実業団チームも一定数あったほか、「屋内競技がだいぶ戻ってきた」という。コロナ禍で中止を余儀なくされていた大学アイスホッケーの交流戦苫小牧大会が昨年、4年ぶりに再開したことも回復を後押しした。
一方、コロナ禍前の水準には戻らず、「他の業界も同じだが、一度離れてしまうと、なかなか元の状態に戻りにくい」と指摘。本道は冬の合宿需要が見込めない点などの課題もあるが、大会を含めて誘致に力を入れる考えで、「コロナ禍前の状態に戻すのが最終目標だが、まずは3桁を目指したい」と話している。
市は15年度から市内で合宿を行う団体利用者に対し、費用負担額の一部を支援するスポーツ合宿等補助制度を実施。1回の合宿における延べ宿泊数(人数×宿泊日数)につき、各競技トップ組織相当の日本連盟や協会など中央競技団体が主導する合宿に対して1人当たり「1泊2000円」、地方競技団体などそれ以外の団体に「1泊1000円」を補助している。
















