WEEDしらおい、オール苫小牧に大勝発進 都市対抗野球北海道地区1次予選

1回戦〔オール苫―WEED〕1回2死3塁でWEED桑田が中前に適時打

 第95回都市対抗野球北海道地区予選大会1次予選が18日、栗山町民球場と野幌総合運動公園硬式野球場で開幕した。第1日に東胆振勢が対決した1回戦ではWEEDしらおいが10―0の七回コールドでオール苫小牧を下した。第2日の19日までに新規参入のトッキュウブルーローズ(岩見沢)を含めた計8チームが2回戦に勝ち進んだ。
 WEEDしらおいは一回に3点を挙げて先行し、三回までに7点を加えて大差とした。オール苫小牧は3安打にとどまり、反撃できなかった。第3日の25日、WEEDしらおいは2回戦で航空自衛隊千歳とぶつかる。
 大会には昨年より1増の20チームが出場。上位4チームが進む2次予選で7月に東京ドームで行われる本戦の道代表権1枠を競う。

(19日)
 ▽1回戦(栗山町民球場)
帯広クラブVICROSS9―2札幌倶楽部、北海道ブルーウェーブ4―3ウイン北広島
 ▽同(野幌総合運動公園野球場)
函館太洋倶楽部12―5旭川グレートベアーズ(七回コールド)、トッキュウブルーローズ4―1小樽野球協会
(18日)
 ▽1回戦(栗山町民球場)
オール苫小牧
0000000―0
316000X―10
WEEDしらおい
(七回コールド)
(オ)井樫、浦崎―上野
(W)太田、別府、井出、宮脇―吉田
🉂山崎徹(W)
 WEEDしらおいがコールド勝ち。一回に山崎、桑田の適時打などで3点を奪い、二回は1死一、二塁で社翔の右前打で1点。三回には打者11人の猛攻で6点。4人の継投で零封した。オール苫小牧は序盤の安打3本にとどまり、得点できなかった。

航空自衛隊千歳20―1ブレーブくしろ(七回コールド)

 ▽同(野幌総合運動公園硬式野球場)
江別ブルーインズ9―8TRANSYS、東北海道サンライズ11―4伊達聖ヶ岡病院(七回コールド)

―攻守に安定、上々の初戦
 WEEDしらおいが快勝発進した。社監督は「一回から点が取れた。ミスにもつけ込めたと思うし、投手陣も安定していた」と上々の1回戦を振り返った。今大会開幕を前にしたオープン戦では強豪のJR北海道クラブと対戦し、今回と同様の継投策を用いる一方、打線も応えて終始先行の7―5で勝利を収めた。社監督は「打線も含めて調子はいい。継投も短くつないでいきたい」と話し、次に対戦することになった四強常連の一角、航空自衛隊千歳の試合をつぶさに見て、研究に余念がなかった。

―オール苫小牧、浦崎の好救援も実らず
 オール苫小牧は零封を喫して初戦敗退。本間監督は「実力の差が出た。ロースコアの展開に持ち込みたかったところでしたが」と言い、「なかなかチャンスらしいチャンスを与えてもらえなかった」と悔しそう。三回の守りは6点を失う苦しい展開。1死10人目の打者から救援した浦崎がその後を抑えて火を消し、四回以降に打線の反撃を待ったが、実らなかった。十年選手の浦崎も「一人ひとりがレベルアップして、変わっていかないといけない」とし、8月下旬開幕のクラブ選手権へ出直しを誓っていた。

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