斎藤健経済産業相は19日、ラピダス(本社東京)が千歳市で進める、次世代半導体製造工場の建設現場を視察した。視察後に記者会見した斎藤経産相は「(工事が)順調に進捗(しんちょく)していることを確認した。国の支援は今後も状況に応じて検討していく」と述べた。
視察で、ラピダスの小池淳義社長は建設工事の進捗状況について「非常に順調で全体の30%」と説明。横田隆一千歳市長は市内工業用地が不足していることを説明し「今後の関連産業の集積に向け、柏台地区の国有地を活用した新たな工業用地整備にお力添えいただきたい」と要望した。
会見で斎藤経産相は、同社が量産を目指す回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体について「幅広い産業でのデジタル化や脱炭素化の実現に不可欠。経済安全保障の観点からも重要」とし、同社に協力する方針を示した。
来年4月の試作ライン稼働を計画する中、「今年度は設備導入が開始され、民間資金の調達や顧客獲得に向けた取り組みを拡大する。ラピダスにとって非常に重要な1年」と訴えた。
苫小牧市のデータセンター新設計画にも触れて「ラピダスを核に道内での半導体デジタル関連産業の集積を期待する」と述べた上、「周辺道路も含めたインフラ整備が必要。道や周辺自治体とも連携し、課題解決に向け丁寧に対処していく」との考えを示した。
また、工場稼働後は電力需要が大幅に増えるが、「必要な供給量を確保しており支障はない」とした。
















