ドナー休暇制度導入 苫重建設 苫小牧市内3例目

ドナー休暇制度導入 苫重建設 苫小牧市内3例目
「ドナー休暇制度が広がれば」と話す桜田常務

 苫小牧市糸井の建設業苫重建設(桜田泰清代表)は、ドナーとなった従業員が骨髄などの提供のため仕事を休む際、有給の特別休暇を適用する「骨髄ドナー休暇制度」を導入した。市内に本社を置く民間企業では3例目で、桜田泰己常務は「ドナーに選ばれるのは奇跡的な巡り合わせ。仕事がその障壁にならないよう、できる限りのことをしたい」と話している。

 骨髄ドナーは白血病など血液の疾患がある人に、健康な血液をつくる組織が含まれている骨髄液や末梢血幹細胞を提供する人。ドナーになると検査や骨髄の採取などで7~10日の入院や通院が必要となる。同制度は、この間の休日をドナー個人の有給休暇を使わず、企業側が認める特別休暇を取得できるようにする仕組み。

 桜田常務は大学時代の先輩が白血病になり、「初めてこの病気が身近な存在になった。誰もが当事者になり得ると感じた」と語り、ドナーに選ばれた従業員が仕事を休めないために提供を辞退する状況を生まないよう、昨年から導入を検討していた。

 同社は就業規則を改定し、今年3月下旬、全従業員に説明。4月1日、日本骨髄バンクに制度導入を連絡して運用をスタートさせた。

 同バンクによると、国内では4月30日時点で828社が制度を設けている。市内では2022年12月に小金澤組(ウトナイ南)、23年8月に苫小牧管工事業協同組合が同制度を導入。桜田常務は「市内でも積極的に導入が進むことを願っている」と期待を込める。

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