全国町村議長会の都道府県会長会(会長・渡部孝樹厚真町議会議長)の会合が22日、札幌市内で開かれた。町村議会議員の成り手不足が全国で深刻化する中、「町村議会の議員報酬の適正化を促進するための決議」案を採択し、国などへの要請活動を強化することを決めた。
同会長会が本道で開催されるのは初めて。47都道府県の会長らが出席した。
渡部会長は冒頭あいさつで、昨年の統一地方選に触れ、「投票や定数割れなど議員の成り手不足が浮き彫りになった」と強調。さまざまな要因はあるが、その大きな一つが著しく低い議員報酬の問題があることを指摘し、「全国の町村議会が軌を一にして取り組んでいかなければならない」と結束を呼び掛けた。
来賓として出席した鈴木直道知事は「持続的な地域づくりのために議会の役割は一層重要になる。議会と町村は車の両輪であり、活力あふれる街づくりを」と祝辞を述べた。
会合では、成り手不足対策や議員報酬の適正化に向けた運動方針など5件の報告があったほか、2023年度の事業報告と収支決算を承認した。
議員報酬の適正化を促進するための決議では、成り手不足が深刻化しているのは「都道府県議会議員、市区議会議員と比べて著しく低い議員報酬(平均月額21万7000円)が大きな影響を及ぼしている」と強調。町村長の給料月額の約30%程度に据え置かれたままであり、「それだけでは生計が維持できないほど低水準であること」を指摘した。
背景には同会が1978年に「議員報酬の全国標準を町村長の給料月額の約30%として示したことが影響している」と説明。「実態にそぐわない78年標準を廃止するとともに、議会に多様な人材の参画を促す観点から、さらなる議会改革を進め、議会・議員の活動量を豊富化し、住民の理解を得ながら議員報酬の適正化を図っていく」とした。
この他、会合では、能登半島地震からの復旧・復興に関する決議案も採択した。
















