国内線2000万人超 新千歳23年度旅客数 年度統計で初、回復鮮明に

 北海道エアポート(HAP)がまとめた新千歳空港の航空概況によると、2023年度の国内線旅客数は前年度比18・2%増の2003万1652人となり、年度統計では初めて2000万人を超えた。新型コロナウイル感染症の5類移行を受け、観光やビジネス需要が大幅に増えた。

 従来の過去最高はコロナ禍前の18年度(1977万6630人)で、これを1・3%(約25万5000人)上回った。暦年統計では19年に2073万2744人を記録しているが、2000万人超えはこの1回のみ。コロナ禍で打撃を受けた旅客需要はV字回復が鮮明となり、過去最高の水準を更新した。このうち路線別内訳の約46%を占める羽田線は、前年度比18・9%増の929万6502人だった。

 HAPは3月下旬に発表した事業計画で、24年度の新千歳国内線の旅客数目標を2091万9000人に設定。蒲生猛社長は発表会見で、国内線について「コロナ禍で仕事の仕方が変わり、ビジネス客は90%まで戻っていない」との現状認識を示しつつ「人の動きは戻らないと言われるが、これまでも観光客で補ってきた。リピーターを増やしていかないと」としていた。

 一方、新千歳の国際線旅客数は23年度、289万5295人で前年度比約3・1倍。コロナ前の主力の一つだった中国本土便が、昨年7月に再開したばかりのため、コロナ流行前の指標となる18年度比で24・9%減、19年度比で12・3%減と回復途上。このため国内線、国際線の合計は2292万6622人で前年度比28・3%増だが、18年度比では3・0%下回った。

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