サッカーの日本代表で長く主将を務め、今季限りで現役を引退した長谷部誠（４０）が２４日、東京都内で記者会見し、「正直まだ実感が湧かないが、自分のキャリアに対しては全く後悔していない」と晴れ晴れとした表情で語った。

　数カ月ほど休養し、その後は今季までプレーしたドイツ１部リーグ、アイントラハト・フランクフルトのＵ２１（２１歳以下）チームで指導者に就くという。将来的に日本やドイツのトップチームを率いることへの意欲を示し、「経験をしっかりと積んで、高いレベルでやれる監督になりたい」と述べた。

　引退の時期を一任されるなど、クラブから厚い信頼を受けていた。会見に同席した強化責任者のクレーシェ氏は、「プロのかがみで、選手だけでなくスタッフの手本でもあった。プロとは何をすべきなのか、若い選手に助言ができる」と期待を込めた。