北海道菊卓会・女子優勝、男子は3位 全農杯道ホープス卓球大会兼全国予選会

優勝した女子の(右から)藤田、近森、鈴木

 卓球団体戦の全農杯第42回北海道ホープス卓球大会兼全国予選会が18、19両日、千歳市スポーツセンターで開かれ、苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会は女子が優勝、男子が3位入賞を果たし全国大会(8月10~12日、東京都)への出場権をつかんだ。菊池吉幸代表は「何度もピンチを迎えたが、粘り強く戦い抜いていた。選手たちの底力を感じた」と評価した。

 道内各地から男子37、女子28チームが出場。試合は4シングルス1ダブルスの3点先取で展開された。女子のメンバーは近森なつの(6年)、藤田小百合(5年)、鈴木心美(同)の3人。近森は優勝したことに「決め切れず、気持ちが弱くなってしまいそうなときも、仲間たちが勇気づけてくれた。みんなの力で優勝することができた」とほほ笑む。全国大会に向け「予選リーグ突破を目指してみんなで声を掛け合いながら頑張りたい」と力を込めた。

 男子のメンバーは佐藤裕眞(6年)、田澤昊汰(5年)佐藤楓眞(4年)の3人。佐藤裕は「チームで協力し合ってつかみ取った3位。全力を出し切れた」と満足そう。最上級生としてチームを引っ張るべく「接戦でも落ち着いてやろう―と呼び掛けた」とし「全国では格上の相手にも粘り強く戦い、1点1点を積み重ねて勝利を目指したい」と闘志を燃やしている。

 菊池代表は「女子は北海道1位として全国へ挑むので、敗れた選手たちの分まで頑張ってもらいたいし、男子も実力を十分に発揮して勝ち上がっていくことを期待したい」と話した。

 このほか、個人戦の北海道卓球選手権大会兼全日本予選会(ホープス・カブ・バンビの部)も同時開催された。北海道菊卓会からはホープスの部男子準優勝の佐藤裕、女子ベスト8で代表決定戦に勝利した近森、藤田が7月に神戸市で行われる全日本卓球選手権大会に北海道代表として出場する。

 【女子】

 ▽決勝 菊卓会3―2美唄スタージュニア(岩見沢)▽準決勝 菊卓会3―1神恵内少年団(後志)▽準々決勝 菊卓会3―2恵庭柏クラブ(千歳)▽2回戦 菊卓会3―1Glanz根室(根室)

 【男子】

 ▽3位決定戦 菊卓会3―2ワンスターTTC(釧路)▽準決勝 北見クラブ(北見)3―0菊卓会▽準々決勝 菊卓会3―2MCクラブ(函館)▽3回戦 菊卓会3―1KLUB ABITUS(滝川)▽2回戦 菊卓会4―1AMATAKU(釧路)

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る