苫小牧市が、脱炭素やごみ減量などにまちぐるみで取り組む「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦」。初年度の2023年度は既存・関連事業を含めて58事業を実施し、参加者数は延べ3万785人に上った。24年度も約60事業を計画しており、7月に環境啓発イベント大作戦祭りを、来年3月にファイナルイベントを予定。市内小・中学校での出前授業を増やすなど、環境問題の周知や啓発を図っていく。
「大作戦」は政策課題に1年かけて、まちぐるみで進める市独自のキャンペーン。岩倉博文市長の肝入りで07年から展開しており、「ゼロカーボン×ゼロごみ」は初の2年設定。23年度からテーマは▽広げよう!ゼロカーボンとみんなの暮らし▽実現しよう!ゼロカーボン産業都市▽目指そう!資源が循環する053(ゼロごみ)のまち▽守ろう!豊かな自然とみんなの未来―の四つで実施している。
大作戦2年目の今年度は、30日午前10時からイオンモール苫小牧(柳町)で開く「530(ごみゼロ)の日」イベントをはじめ、昨年は屋外で開いた大作戦祭りを、天候に左右されないJFEリサイクルプラザ苫小牧(沼ノ端)に移して7月に実施する計画。市は「多くの子どもに来てもらえるようなイベントに」と構想を練る。
大作戦締めくくりとなるファイナルイベントは、来年3月に市総合体育館で予定。ごみの減量やリサイクルの推進、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)実現に取り組む企業や団体がブースを構え、キッチンカーも並べるなど、キックオフイベントと同規模の催しを考えている。
また、23年度に市内小・中学校で計14回開いた出前授業を、今年度は市内全小・中学校で実施したい考え。市は今年度、大作戦予算にほぼ前年度並みの680万円、関連総事業費1億9600万円を計上しており、市環境衛生部は「(大作戦は)『ゼロカーボン』という言葉を知ってもらうきっかけになった。一つ一つが参加者に伝わるようなイベントを展開できれば」と話している。
前年度は主な事業のうち、4月のキックオフイベントでは、企業や団体が40以上の出展ブースを並べ、1500人が訪れた。8月の大作戦祭りは、ごみ収集体験や流木アートづくりのワークショップ、リサイクル自転車オークションなどを行い、1000人が参加。このほか講演や見学ツアー、企業への支援など幅広く展開した。
「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦!」2024年度主な事業
・530(ごみゼロ)の日イベント(30日)
・ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦!祭り(7月)
・ファイナルイベント(来年3月)
・出前講座、環境教育
・せせらぎスクール
・ゼロカーボン講演会
・ゼロカーボンハウス促進補助金
・ゼロカーボン支援コンサルティング事業
・省エネ再エネ設備導入補助
・生物多様性地域戦略案の検討
















