苫小牧市消費者センターは2023年度の消費生活相談実績をまとめた。消費全般に関わる苦情、相談件数は前年度比23件増の1246件。60代以上が全体の4割を占め、インターネットの通信販売に関する相談が目立ったが、小学生がオンラインゲームの課金で100万円以上を使ったケースもあったという。
60代以上の相談者は532人で、2年連続で増えた。ネット通販の相談が2割を超え、動画広告から化粧品やダイエットサプリ、健康食品などを購入した際のトラブルが多かった。同センターの担当者は「安い価格で1度だけ商品を取り寄せたつもりが、定期契約になっていて高額を請求されたケースが目立つ」と話す。
一方、未成年者の金銭トラブルも後を絶たない。小中学生が親のクレジットカード情報でオンラインゲームの課金を繰り返し、数十万円もの身に覚えのない請求が来て初めて親が気付き、相談に来ることが多いという。民法上、未成年者が保護者の同意なく行った契約は原則取り消せるが、オンラインゲームでは契約者が未成年であることの証明が難しいケースもある。
同センターの石井之博相談部長は、ログインしたままの状態でスマホを子どもに渡さないよう警鐘を鳴らすとともに、「トラブルを防ぐためゲームの利用方法を子どもとしっかり話し合ってほしい」と語る。
このほか、▽「電話料金が安くなる」と勧められ回線工事をしたところ、浮いた料金を上回る手数料を請求された▽副業サイトを巡り、消費者金融から高額な借り入れをさせられた―などの相談もあり、担当者は「明らかに詐欺の場合がある。『安い』『もうかる』といったおいしい話には警戒してほしい」と訴える。
同センターの過去10年の相談件数を見ると、最多は17年度の1781件。19年度の1390件から20年度1318件、21年度1150件と右肩下がりだったが、22年度は1223件、23年度は1246件と微増している。
同センターは苫小牧市民活動センター3階。平日の午前8時45分から午後5時15分まで、無料で相談を受け付けている。第2・第4金曜日は午後8時まで夜間相談にも応じる(祝日の場合は休み)。問い合わせは同センター 電話0144(33)6510。
















