山林ではマダニに注意 道立衛生研究所の2人講演 苫小牧

山林ではマダニに注意 道立衛生研究所の2人講演 苫小牧
マダニの生態を解説する伊東さん(右)と松山さん

 苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで25日、「マダニに刺されないために」と題したセミナーが開かれた。道立衛生研究所感染症部の伊東拓也さんと松山紘之さんの研究者2人が、マダニの生態や危険性、身を守る方法などを伝えた。

 伊東さんは、道内で特に注意すべきマダニとしてヤマトマダニとシュルツェマダニを紹介。「ヤマトマダニはダニ脳炎を媒介する」「シュルツェマダニはライム病の病原体を持っている」とし、マダニが多い環境として林道脇や獣道、未整備の登山道などを挙げた。

 対策としてダニの付着が目立つ白など淡色系で、ナイロンなど平滑な素材の衣類着用を推奨。「山菜採りの際はクマ同様、マダニにも注意してほしい。山林に入った後は下着を含め着替えを」と呼び掛けた。刺された場合には速やかに皮膚科を受診するよう促し、「(病院で)除去後も2週間ほどは体調を気にして」と訴えた。

 松山さんは、エゾシカが一部マダニの個体数増加に影響しているという研究結果などを報告した。

 市民ら約40人が聴講。父親と参加した市内しらかば町の豊田侑生さん(15)は「鳥が好きで森林によく出掛けるが、マダニのことは気にしていなかった。今後は注意しようと思う」と話していた。

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