胆振、日高などを警備隊区とする陸上自衛隊第7師団は26日、司令部がある千歳市の東千歳駐屯地を一般開放し、創隊69周年・同駐屯地創立70周年記念行事を行った。夏の到来を感じさせる好天に恵まれ、前年を約3000人上回る約1万3000人が入場し、「日本一」と称される戦車パレードなどを楽しんだ。
第7師団は戦車部隊を中心とした陸自唯一の機甲師団。90式・10式戦車などが隊列を組んで進む観閲行進は、18個部隊から隊員1260人、車両341両、航空機4機が参加した。行進とともに砂ぼこりが立ちこめたが、観覧席を埋めた関係者や来賓、一般客らが行進に見入った。苫小牧市と白老町が警備隊区の第73戦車連隊がトリを飾った。
引き続き訓練展示を実施し、迫力満点の模擬戦闘を繰り広げた。松永浩二師団長は式辞で、ロシア、北朝鮮、中国を挙げて「安全保障環境は戦後最も厳しい」と指摘しつつ、第7師団について「戦闘力を総合的に発揮しうる実力部隊」とその役割を強調。第7師団や同駐屯地が地域とともに歩んできたことに触れ「防災や民生支援などさまざまな分野でさらに緊密な連携を図りたい」と訴えた。
駐屯地の無料開放は、コロナ禍で2020年、21年は中止し、22年は関係者のみを招いたが、昨年から一般向けに再開。駐屯地内の広場には出店やキッチンカーなど30店近くが並び、家族連れなどがお祭りムードを満喫した。90式戦車の体験搭乗が人気で、恵庭市の小学生、木村洸太君(7)、咲葉さん(6)きょうだいは「ぐらぐらして、怖かったけど、早くて楽しかった」と喜んでいた。
















