6月1日に連載を開始する「筆と槍 天下を見届けた男」は、戦国の乱世で天下統一を舞台裏で支えた右筆(ゆうひつ)の和久宗是(わくそうぜ)を中心にした人間ドラマを描きます。作者の佐藤厳太郎さんは、端正で気骨がある文章に定評があり、人物たちの心の動きを丁寧に追いながら緊迫感あるストーリーを展開します。
右筆は「取次役」とも言い、他国との交渉を筆で担う、現在の官僚の立場です。歴史上の一大事に人々は何を考え、どう動いたのか。「右筆の仕事部屋」という裏方から、これまでとは違う歴史のドラマが見え始めます。困難な時代を生き抜く人々に、己(おの)が人生を自問する主人公に、読者は自らを重ねることでしょう。
挿絵は躍動感のある墨絵で、広告やワークショップなどで活躍している江戸川南斎さんが担当します。
哀愁の物語をお楽しみください。



















