東農大オホーツク 優勝決定戦制す 大学野球

東農大オホーツク 優勝決定戦制す
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優勝決定戦を制して胴上げする東農大オホーツクのメンバー

 北海道学生野球1部春季リーグは27日、とましんスタジアム=苫小牧市=で優勝決定戦が行われ、東京農業大北海道オホーツクが函館大を逆転の4―2で下した。

 東農大オホーツクは6月10日から明治神宮球場などで開かれる第73回全日本大学野球選手権大会に出場する。

 表彰選手では、優勝決定戦で決勝打を放った東農大オホーツクの江川輝琉亜(4年)が最高殊勲選手を獲得。ベストナインの外野手部門に北洋大の石田隼太(2年)が選出された。
 ▽優勝決定戦
函館大
101000000―2
00100030X―4
東農大オホーツク
(函)石岡―久米
(東)神宮―千葉

―無失策で勝利呼び込む
 昨春に続き優勝決定戦で函大を下し、優勝を決めた東農大オホーツク。三垣監督は「(函大戦の)第4節の1試合目と逆のパターンだった。向こうは終盤厳しくなると思っていたので、野球の流れに乗ることができた」と冷静だった。試合前には「きょうは雨で守備の勝負になる。きっちりアウトを重ねよう」と選手に声掛け。悪天候の中、無失策で守り切ったナインに「満足している」とたたえた。全国大会1回戦で勝負するのは3年前の同大会で延長タイブレークの末に勝利した天理大(奈良)。「(相手は)相当な思いで来る。一生懸命やるだけ」と静かに闘志を燃やす。七回に勝ち越し打を放った江川は「転がせば1点入ると思った。4年間積み上げてきたものが1本になった」と執念の一振りを振り返る。「チームの目標は全国優勝。まずは初戦を勝っていきたい」と力を込めた。

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