第62回大鷲旗争奪苫小牧朝野球大会は28日、青空が広がり始めたとましんスタジアム=苫小牧市=で予選1回戦の1試合が行われ、苫小牧高専が4―3のサヨナラでオールドボーイを振り切った。
▽予選1回戦
オールドボーイ
000003 ―3
300001x―4
苫小牧高専
(六回時間切れ)
(オ)若松―小山
(苫)千葉―佐藤瑞
🉂山本(オ)千葉、小幡、兼松、宮本(苫)
▽球審 伊藤
▽塁審 玉井、松原
―豪快な決勝打に笑顔
苫小牧高専が劇的なサヨナラ勝ち。一回無死一、二塁で佐藤瑞の中前打で先制し、千葉が左中間に2点二塁打した。同点の六回は1死で中前打の秋永が出塁。2死で宮本が左中間に強烈な当たりの決勝打を放った。
オールドボーイは無安打が続いた。六回に山本の右越え2点二塁打と犠打を挟んで小野の中前打で追い付いたが後続が倒れた。
苫小牧高専の宮本がサヨナラの豪快な当たりで接戦に決着。時間切れとなった六回裏2死で走者を置く打席に立った。「いいところで回ってきた。必ず打つ」と気持ちを固めた。前2打席は凡退し、「少し力んでいたので、力を抜いた」のが奏功。左中間へ打ち抜いた。卒業生として朝野球の高専チームに加わってきた37歳。「サヨナラ打は初めて」と笑みがはじけ、次戦に向け「勢いがあるから、この調子でいきたい」と張り切っていた。

















