自民党の長谷川岳参院議員(道選挙区)が自治体職員らに威圧的な言動を繰り返していた問題で、道は28日、新たな調査結果を公表した。直近の2023年度分について、現在在職している次長級以上71人に聞き取りし、長谷川氏と面談した59人中、23人が「威圧的な言動と受け止めた」と回答した。この23人中8人は、同席者に対する言動を威圧的と感じたという。
また、道は19~23年度の5年間で道職員による長谷川氏との面談を伴う出張回数が延べ1488回、旅費が計1億2387万円に上ったことも明らかにした。
道内選出国会議員との面談のために行った出張回数は延べ2165回、旅費は計1億7819万円で、長谷川氏が回数、旅費とも全体の約7割を占めた。長谷川氏との面談のみが目的の出張は延べ276回、旅費は2031万円だった。
道によると、職員らが出張してまで長谷川氏と面談した目的は、G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合▽JR北海道の維持困難線区▽金融・資産運用特区制度の創設▽道産品の輸出拡大に向けた取り組み▽中国の日本産水産物の全面輸入停止への対応-が多かったという。
道は今後、庁外からのハラスメントに対応するためのガイドラインを策定する。
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自民党道連(会長・中村裕之衆院議員)も道議会最大会派、自民党・道民会議(52人)の全議員を対象に行った調査で、長谷川氏が威圧的な対応を取った事案が3件報告されたことを明らかにした。
自民道連は一連の問題を受け、自民道議を対象に調査を進めてきた。具体的には(1)2022年に札幌市の丘珠空港に関するシンポジウムについて、開催が近づいた時期に関係者に圧力をかけて中止した(2)長谷川氏が出馬した22年の参院選道選挙区で他の自民党候補を応援した道議に対して威圧的な言葉を掛けた(3)道議会の運営について強く抗議し、その道議の後援者からの支援を妨げるような発言をした-の3件が報告されたという。
















