千歳市議会の総務文教委員会(岩満順郎委員長)が28日に開かれ、次世代半導体製造のラピダス(東京)が2025年4月のパイロットライン稼働を目指して同市美々に建設している工場(「IIM―1(イーム・ワン)」)の進捗(しんちょく)状況が示された。市の担当者は「現在は内外装と設備工事に着手した。パイロットライン稼働開始までの工事全体の進捗率は30%」などと報告した。
工事は今夏から秋にピークを迎え、作業員は4000人規模となる見通し。10月には半導体製造装置メーカーが進出して拠点を立ち上げ、派遣された技術員やメンテナンス要員が定住する予定だ。
さらに12月以降、パイロットラインが稼働する25年4月までにラピダスの社員300~400人程度の転入を想定。量産が始まる27年4月の「IIM―1」の従業員は1000人規模を見込んでいる。
将来的には、半導体生産の安定に伴い道外から研究開発や物流倉庫関連の企業進出と集積が期待される。市は、ラピダスの生産拡大で周辺に設計やIT開発企業、材料メーカー、人材センターが集積するとの見通しを示した。
このほか上下水道、道路、橋梁(きょうりょう)などのインフラ整備の発注状況も報告。半導体関連では今年4月に半導体製造装置保守業務の「内外テック」と子会社の「内外エレクトロニクス」、製品や材料の受託分析・解析サービスの「一般財団法人材料科学振興財団」が千歳市にサービス拠点設置の計画を発表したことも説明した。
















