骨髄バンク登録者387人 23年度、過去2番目の多さ 苫小牧

 苫小牧骨髄バンク推進会(矢嶋翼会長)は2023年度、苫小牧市内や近郊で計27回のドナー登録会を開き、前年度比209人増の387人の登録を受け付けた。登録者数は17年度に次ぐ過去2番目の多さだが、全国では年間約2万人がドナー上限年齢の55歳に達し、自動的に登録抹消となっており、今後も積極的に登録会を重ね、理解と協力を呼び掛けていく考えだ。

 白血病など血液疾患で骨髄移植が必要な患者と骨髄を提供するドナーをつなぐ日本骨髄バンクは年間1000~1200件の移植手術を手掛けているが、今も1700人の患者が提供を待っているという。

 1人でも多くの患者を救おう―と、苫小牧でも1991年に市民有志が苫小牧骨髄バンク推進会を発足。献血会場に登録ブースを設け、献血に訪れた人に協力を求める「献血並行登録会」を続けてきた。

 ドナー登録者数は2007年度以降、年間40~80人台で推移したが、17年度は53回の登録会で過去最多の415人を記録。コロナ禍で活動が制限された20年度以降も100人台をキープし、22年度は178人だった。

 23年度はイオンモール苫小牧や苫小牧市役所、苫小牧高専、自衛隊東千歳駐屯地など8カ所で計27回の登録会を実施。登録者が387人まで急増した要因について、矢嶋代表は「コロナ禍で休止していた自衛隊の基地・駐屯地での登録会を昨年8月に再開し、約200人の隊員らの協力が得られたことが大きい」と話す。

 今年度も20回程度の献血並行登録会を計画。今月19日にはイオンモール苫小牧で行われ、18人が協力。中には献血ではなく、登録会を目的に会場を訪れた人もいたといい、矢嶋代表は「骨髄ドナーに関心を寄せる若い人が増えている」と手応えを語る。

 日本骨髄バンクのドナー登録者数は54万人に上るが、5年以内に約13万人が年齢の上限に達する見込みで、矢嶋代表は「地道に活動を続け、1人でも登録者を増やすことが自分たちの役目」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る