苫小牧市科学センターは26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが共同開発した日本製月面探査ロボット「LEV(レブ)2(愛称SORA―Q)」のレプリカのデモンストレーションをミール展示館で行った。参加者10人が日本の最先端技術を目の当たりにし、月への関心を深めた。
LEV2は、日本初の月面探査機「SLIM(スリム)」の月面での様子を撮影するために製造された。直径約80ミリの球体に変形するほか、車輪は左右別々に動き、凹凸のある地面を進行できる。
LEV2の実物大レプリカは、同センターが6月30日まで施設内で開催中のパネル展示「日本初の月面探査機と月面探査ロボットの偉業」に合わせて展示しており、この日は指導員が操縦の実演や解説をした。
指導員は、月面のでこぼこ感を再現したマットの上で操縦を開始。LEV2の動作は、砂浜でウミガメが体をくねらせながら前足を交互に進む動きを参考にした「クロール走行」と、車輪を同時に動かして機体を持ち上げて車のように進む「バタフライ走行」があることを説明した。実演で様子が披露され、悪路をものともせず動き回ると、参加者は驚いていた。
苫小牧糸井小学校6年の若杉妃彗さん(11)は「本物のLEV2は完全自動で撮影に成功している。世界最小・最軽量の称号があることを聞き、改めて日本の技術力の高さを実感した」と関心を寄せた。
デモンストレーションは6月末までの毎週土日曜日午前10時半、午後1時から、同センターのミール展示館で実施される。予約不要で参加無料。
















