「攻撃は反撃の側面」ガザの実態語る 室工大院の清末教授が講演

「攻撃は反撃の側面」ガザの実態語る 室工大院の清末教授が講演
ガザの実情を訴える清末教授

 パレスチナ自治区ガザの子どもたちへの支援活動を続けてきた室蘭工業大学大学院の清末愛砂教授の講演会が25日、苫小牧市文化交流センターで開かれた。清末教授は北海道パレスチナ医療奉仕団メンバーとしてガザで活動した当時の写真を紹介し、「もはや記憶の中に残っているガザはない」と軍事攻撃が続く同自治区の実態を語った。

 苫小牧の市民団体「戦争に反対する市民行動・苫小牧会議」(川上一代表)が主催し、市民ら約50人が来場。清末教授は同自治区が長年、イスラエルに統治支配されてきた歴史をひもときながら「(ハマスの)昨年10月の攻撃は反撃の側面がある」と指摘。イスラエルの軍事攻撃はガザの病院や学校、公文書館などにも向けられ、かつてアパルトヘイト(人種隔離)に苦しんだ南アフリカがジェノサイド(集団殺害)に当たるとして国際司法裁判所に提訴した背景も解説した。

 清末教授は「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」と定めた日本国憲法の前文が自身の活動の動機になっていると説明し、「市民レベルでできることはたくさんある。とにかく声を出して」と呼び掛けた。

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