プロボクシングのスーパーバンタム級で世界主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は29日、横浜市内の所属ジムで本格的に練習を再開した。大きな注目を集めた東京ドームでのルイス・ネリ(メキシコ)とのタイトルマッチから約3週間。「何も考えずに精神的な疲れを取った。きょうから基礎や土台をつくりたい」と話した。
次戦は9月に国内で開催予定だが、当初希望していたサム・グッドマン(オーストラリア)との交渉が難航。元世界同級王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)も候補とされる中、「誰が相手でも強さを見せることに変わりない」と述べた。
一つ上のフェザー級選手から対戦を希望する声が上がっているが、急な階級変更は難しいのが一般的。井上尚は「階級制のスポーツ。自分にも限界はある」と指摘し、「やりたいなら階級を下げてこい」と冷静に応じた。

















