第95回都市対抗野球大会道地区1次予選は2日、岩見沢市球場で行われ、白老町のWEEDしらおいが8―1で札幌ホーネッツ(札幌市)に七回コールドで大勝。第87回大会以来8年ぶりの4強入りとなり、2次進出を決めた。2次予選は7日から札幌円山球場で行われ、進出チームはこのほか、日本製鉄室蘭シャークス(室蘭市)、北海道ガス(札幌市)、JR北海道硬式野球クラブ(同)。3日間にわたる総当たり戦を展開して出場権1チームの本大会切符を競う。
WEEDしらおいはこの日午前の敗者復活2回戦で今季新規参入のトッキュウブルーローズ(岩見沢市)を13―4の八回コールドで圧倒。1日は同1回戦で帯広倶楽部VICROSS(帯広市)も13―1の七回コールドで退けていて、2日間で3連勝した。
ダブルヘッダーの2次進出決定戦では、二回に吉田が満塁で先制の左犠飛。なおも角田が2死二、三塁で中前へ2点適時打。三回は川瀬がソロで左越えにアーチをかけ、六回は2死から桑田、佐々木の適時打や暴投、敵失で追加した。
守っては敗者復活2回戦継投から続け先発した太田が緩急つけて七回投げ、被3安打1失点の好投で締めくくった。
(2日)
▽2次進出決定戦(岩見沢市球場)
札幌ホーネッツ
0001000―1
031004X―8
WEEDしらおい
(七回コールド)
(札)宮澤、櫻田、高橋―中島
(W)太田―吉田
🉀川瀬(W)
🉂佐々木(W)
▽敗者復活2回戦(同)
WEEDしらおい
10102045―13
00002020―4
トッキュウブルーローズ
(八回コールド)
(W)宮脇、別府、太田―吉田
(ト)西田、谷内、望月―中川
🉂伊東、山崎(W)
▽2次進出決定戦(同)
JR北海道硬式野球クラブ―1札幌ホーネッツ(七回コールド)
(1日)
▽敗者復活1回戦(栗山町民球場)
帯広倶楽部VICROSS
0100000―1
300226X―13
WEEDしらおい
(七回コールド)
(帯)竹本、西部、杉本―福良、武藤
(W)岡本、山﨑、竹内―吉田、鷹架
🉁杉本(帯)山崎(W)
🉂坂本(帯)伊東、吉田、安岡(W)
トッキュウブルーローズ14―9江別ブルーインズ
▽2次進出決定戦(岩見沢市野球場)
北海道ガス4―1札幌ホーネッツ、室蘭シャークス1―0JR北海道硬式野球クラブ
◇2次予選日程(円山球場)
【7日】▽午前10時 日本製鉄室蘭シャークス―WEEDしらおい▽午後1時 北海道ガス―JR北海道硬式野球クラブ
【8日】▽午前10時 日本製鉄室蘭シャークス―北海道ガス▽午後1時 WEEDしらおい―JR北海道硬式野球クラブ
【9日】▽午前10時 WEEDしらおい―北海道ガス▽午後1時 JR北海道硬式野球クラブ―日本製鉄室蘭シャークス
― 大昭和全国V半世紀に花
WEEDしらおいの社監督は8年ぶりの2次予選進出が今年迎える白老町代表・大昭和製紙北海道の都市対抗優勝(1974年)から半世紀に当たり、「節目に花を添えられて良かった」と笑顔を見せた。2次予選進出決定戦でスタメン起用の選手は2年目の2人を除けば、ベテラン選手が多い布陣だが、「今年は投打がオープン戦段階から特に調子がいい」とうなずく。1次予選では強豪一角の航空自衛隊千歳を破り、日本製鉄室蘭シャークスとも接戦を繰り広げた。東京ドーム行きを懸けた2次予選は他3チームが気合もろとも勝ちにかかってくるはずで「クラブ選手権代表獲得の目標がある。投手陣も他の企業チームに比べれば人数は少ないが短い登板でつなぐ。負けてもともとの気持ちで臨みますよ」と語った。














