連合北海道などでつくる北海道高校生平和大使派遣実行委員会(実行委員長・和田英浩連合北海道事務局長)は4日、2024年度の「高校生平和大使」を発表した。高佐安里(たかさ・あんり)さん(17)=藤女子高2年、札幌市在住=と皆川舞奈(まな)さん(17)=第一学院高3年、同=を選任。2人は道庁で記者会見し、世界平和や核兵器廃絶への思いを語った。
高校生平和大使は、核兵器廃絶と若い世代に平和運動を継承することを狙いとした活動。1998年に長崎の市民団体が開始し、現在は全国に拡大している。スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、日本の「高校生1万人署名」を届ける活動を継続。2018年からはノーベル平和賞の候補にもノミネートされ続けている。
道内では13年から毎年2~3人を派遣。今年は過去最多の29人の応募があり、面接と作文審査などで北海道として第12代となる高校生平和大使を選んだ。
記者会見した高佐さんは「去年も応募して落選したが、どうしても平和大使になりたかった」と切り出し、「今回応募した29人全員の思いを背負って、一つ一つの取り組みを大切に頑張っていきたい」と強調。世界平和について「私たちの世代がしっかり考えていくことが必要。同年代にしっかり訴えていきたい」と抱負を述べた。
皆川さんは「高1の時から高校生1万人署名の活動に参加していた」と語り、「私たちのスローガンである『微力だけど、無力じゃない』という精神が心に響き、応募した」と説明。「平和とか核兵器廃絶にあまり興味のない、関心のない若い世代に唯一の被爆国に生まれた一人として、その大切さを訴えていきたい」と話した。
2人の任期は1年。毎月、街頭などで核兵器廃絶を訴える署名活動を展開。他の都道県選出メンバーと共に6月15、16日に広島県で行われる「結団式」に参加。コロナ禍を経て昨年、4年ぶりに再開した国連欧州本部への派遣も、8月18~24日に行われる予定だ。
















