苫小牧市の文化芸術振興助成、追加申請受け付け 上限50万円

苫小牧市の文化芸術振興助成、追加申請受け付け 上限50万円
助成事業を審査する市民文化芸術審議会=3月、市役所第2庁舎

 苫小牧市が市内で文化芸術活動を行う市民、団体を対象に50万円を上限に経費を助成する事業について、市は6日から追加申請を受け付ける。2024年度は美術展やコンサート、講演会など18件の助成を内定したが、予算枠になお約80万円の余裕があるため。募集期間は7月5日まで。

 苫小牧市民文化芸術振興条例に基づき、「広く市民を対象に催され、文化芸術の振興に著しく寄与する」事業に対し、経費の2分の1(上限50万円)を助成する制度。市内に活動拠点がある市民、団体が対象で、主催者が企業の場合は対象外。

 今年度の助成は2月末に募集を締め切り、学識者や公募市民らから成る市民文化芸術審議会の審査を経て、▽2024新道展苫小牧支部展▽オカリナサークル「エーデルワイス」25周年記念コンサート▽ゆうふつミュージックフェスティバル▽池坊苫小牧支部創立70周年記念いけばな展▽縄文時代に関する講演会▽アールブリュット in 苫小牧―など、19件のうち18件が認められた。

 残りの1件は初めての申請で、10月12日に行う音楽やアートに食を絡めたイベント「FAHDAY2024」。出身地の苫小牧を拠点に活動するロックバンド「NOT WONK(ノット・ウォンク)」のメンバーの発案で、市内のライブハウスや飲食店とも連携し、市民会館に人気ミュージシャンを呼んで割安の入場料金のライブを企画。地元アーティストにも発表の機会をつくる。

 市は助成の対象とならない事業として、▽市や教育委員会の他の補助金または会場使用料の免除を受けている▽営利目的の事業▽稽古や習い事の発表会▽特定の会員限定の事業―など9項目を示している。このイベントについて、同審議会の委員からは「完全な興行であり、文化芸術振興にそぐわないのでは」などの意見が出され、却下された。助成が得られなくても、イベントは実施する。

 一方、認められた事業の中にも入場料金を取るイベントはあり、明確な線引きは難しいのが現状。市生涯学習課の河本充教課長は「予算内であれば、市としてはできるだけ応援したい。判断が難しいものは審議会の意見を参考にする」と話し、申請を呼び掛けている。

 追加募集は8月から来年3月までに開催する事業が対象。一度却下された事業も再申請できる。問い合わせは同課 電話0144(32)6752。

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