苫小牧市は4日、市教育福祉センターで保育士を対象とした児童虐待に関する研修会を開いた。市内の保育園や小規模保育施設、認定こども園などの保育士ら47人が出席。虐待が子どもの心身に及ぼす影響の大きさを学んだほか、親子を見守る上での視点を盛った市独自のチェックリストの活用方法を確認した。
研修は保育事業を担当する市こども育成課が主催。児童虐待を含む養育相談に対応する市こども相談課の牧野武博さんが講師を務めた。
牧野さんは市が過去に対応した児童虐待の事例を交えながら、暴力被害は子どもの心身の成長や人格形成に深刻な影響を与え、将来的にも被害者を苦しめ続けることを指摘。「児童虐待に気付いていながら放置するということは、その暴力行為をさせ続けることになる」と話し、通報の重要性を説いた。
また、児童虐待の通報や相談をする上で、市が幼稚園や保育施設向けに作成した「市心配な家庭チェックリスト」の活用を促した。リストは子どもや保護者の様子、生活環境などに関する全50項目で、担当保育士の個人的な感覚に頼らず、組織的・客観的に子どもの様子を記録、評価し、通報につなげてもらうツールとして2017年度に導入。牧野さんは「チェックリストは虐待のみならず、なんとなく気になる様子の子どもの記録や関わり方を検討する際にも役立てられる」と説明。各園での積極的な活用を呼び掛けた。
















