東京商工リサーチ北海道支社は、5月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比10件(50%)増の30件となり、今年に入り最大の伸び率となった。負債総額も2・58倍の69億9200万円となった。
地域別では、札幌市が16件で最多。これに帯広市が3件、旭川市で2件と続いた。
業種別では、サービス・他が9件で最も多かった。以下、建設業が6件、卸売業が5件、小売業と不動産業が各3件の順。
原因別では、不況型倒産の「販売不振」(27件)が全体の9割を占めた。この他、「他社倒産の余波」が2件、「放漫経営」が1件だった。
新型コロナウイルス関連倒産は15件発生。5月の企業倒産全体の半数を占めた。道内では累計で385件となった。
5月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は191人。今年1月からの累計では564人となった。
同支社では「原材料や資源価格の高騰に伴うコスト上昇の局面は続く」と予想し、「コスト上昇分を価格転嫁できる企業は限られ、業績回復に向けた課題は少なくない」と分析。「企業は厳しい経営環境の下に置かれている状況に変わりはなく、倒産という形で市場からの撤退を余儀なくされる企業が道内で増えていくのか、動向を注視する必要がある」と指摘している。
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一方、帝国データバンク札幌支店の調べでは、5月の道内企業倒産は25件、負債総額は66億2300万円だった。前年同月に比べ件数は2件(8・7%)増加。負債は2・17倍と、今年に入り最大となった。
















