道内の再エネ「適地評価揺るがず」 浮体式風力の実証事業落選で 飲酒運転根絶訴える 知事定例会見

道内の再エネ「適地評価揺るがず」 浮体式風力の実証事業落選で 飲酒運転根絶訴える 知事定例会見
「本道が再エネの適地であることは変わらない」と強調した鈴木知事=14日午後、道庁

 経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が11日、今年度から始める国の浮体式洋上風力発電の実証事業について秋田県の南部沖と愛知県の田原市・豊橋沖を選定し、道内で候補区域となっていた石狩市浜益沖と岩宇・南後志地区沖が落選した。鈴木直道知事は14日の定例記者会見でこの事業に触れ、「今回は実施海域の場所の選定ではなく、技術面などでより優れた事業者の提案が評価された」と強調。「北海道が再生可能エネルギーの適地であることに変わりはない」とし、「道としては引き続き地域の方々としっかり議論しながら、着実な促進区域の指定を目指して取り組んでいく」との姿勢を示した。

 浮体式は深海にも設置可能で広い海に囲まれた道内は適地とされる。経産省は昨年10月、再エネ海域利用法に基づき、岩宇・南後志地区沖と島牧沖を浮体式の整備に向けた「準備区域」に選定。今後、利害関係者と調整できれば「有望区域」となり、さらに整備が可能な「促進区域」に進む可能性がある。また、着床式については、道内の「有望区域」に岩宇・南後志地区沖や石狩市沖など5区域が選定されている。

 知事は実施される浮体式実証事業について「得られた効果は今後、洋上風力、浮体式などで行っていく各地域にとっても参考になる」と指摘。「北海道にとっても重要だ」と述べた。

 また知事は、2014年7月13日に小樽ドリームビーチから帰宅中の3人が飲酒運転に巻き込まれて亡くなった事故から10年になることを指摘した。道は15年12月に「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」を制定。7月13日を「飲酒運転根絶の日」と定めている。

 知事は「10年目の今年は、1カ月前となるこの時期から取り組みを進める」とし、知事自身も飲酒運転根絶メッセージをラジオや大型ビジョン、SNSなどで道民に発信。7月12日には飲酒運転根絶の日決起大会を札幌市内で開くほか、道内各地でも各振興局、道警、関係団体が連携して取り組む。「痛ましい事故を決して風化させることなく、飲酒運転根絶に向けてオール北海道で取り組んでいく」と述べた。

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