苫小牧東小学校(五十嵐寛明校長)の6年生は13日、社会科の授業で模擬裁判を札幌地方裁判所苫小牧支部で開いた。児童31人が裁判の一連の流れを体験し、人を裁く仕事の重みを実感した。
テレビや新聞で報道される裁判の基礎知識を学び、司法業務に理解を深めるのが目的。
児童たちは、普段は立ち入ることができない法廷に足を踏み入れると、緊張した面持ちで、関心を持って室内を見回した。同支部の裁判所書記官、裁判所事務官から「被告人」「検察官」「弁護士」などの役割について説明を受けた後、事件を題材にして模擬裁判を始めた。
検察官や弁護士は児童、被告人役は担任が担当した。「デパートで高級腕時計を盗んだ」事件を想定し、冒頭陳述や意見陳述などに進んだ。被告人質問では物的証拠が突き付けられ、「珍しいからポケットに入れた」「盗む気はなかった」などの供述から、有罪か無罪かを決めるポイントを考え、最後はグループで話し合って判決を出した。
この後、裁判官に質問する時間が設けられ、児童たちは「判決が下りるまでの期間は」「裁判官になるには何をすればよいか」などと問い掛けた。
分厚い六法全書を手に取ったり、ガウンを試着したりして裁判所の仕事も体感した。
今井達生君(11)は「人を裁く重大さを身に染みて感じた。被告人として法廷に来ることは絶対にないように気を付ける」と気を引き締めた。
















