道内の劇団などでつくる北海道演劇集団(道演集)主催のイベント「演劇学校」が15、16の両日、苫小牧市錦岡の苫小牧演劇堂を主会場に開かれた。市内初開催で、同市で活動する「演劇及び文化創造集団C.A.W(カウ)」をホスト役に、10~70代の参加者が舞台づくりのワークショップを通じて親交を深めた。
劇団員らが短い作品を仕上げ、演じるイベント。札幌市や紋別市、小樽市などの10劇団と一般公募の計約40人が集まった。
参加者は四つの班に分かれ、それぞれ違う脚本、演出家の下で稽古を開始。題材は東日本大震災、特殊詐欺までさまざまで翌日の約20分間の上演に向け、試行錯誤しながら準備を進めた。
本番では劇団員らが音響や照明も加えた舞台で台本を手に、登場人物の心情に触れる熱演を披露。参加者は互いに刺激を受けた様子だった。
終戦直後の樺太の真岡郵便局で起きた集団自決事件を扱った脚本の班に参加した、登別明日高校3年生の本間暖乃さん(17)は一般公募での参加。「他の人の演技を見たり、初めて会う演出家の指導を受けたりして勉強になった」と充実した表情を見せた。
道演集の創造委員長として稽古を見守っていた札幌市の劇作家澁谷健一さん(71)は「演劇で交流を―と毎年開催している。今回も2日間で参加者の成長を感じられた」と話していた。
















