代表争い、最後の大一番 五輪切符も懸かる 全米女子プロ ゴルフ

代表争い、最後の大一番 五輪切符も懸かる 全米女子プロ ゴルフ
女子ゴルフでパリ五輪日本代表の座を争う畑岡奈紗=5月11日、米ニュージャージー州クリフトン(AFP時事)

 女子ゴルフのパリ五輪日本代表争いは、20日開幕の海外メジャー、全米女子プロ選手権で決着がつく。五輪ランキングの基になる世界ランクは、17日付で笹生優花が日本勢トップの6位につけ代表入り確実。2番手以降の古江彩佳(20位)、畑岡奈紗(21位)、山下美夢有(22位)が僅差で競っており、大舞台が「日本代表決定戦」の意味も持つ。

 東京五輪で惜しくも代表入りを逃した古江は、今回も激しい2番手争い。直近の4試合は全米女子オープンの6位を含め、全てトップ10と「チャージ」をかけている。全米女子プロへ向け、「もう頑張るだけ。しっかり4日間戦って、上位争いをしたい」と意気込む。

 獲得ポイントが比較的低い日本ツアーが主戦場の山下は、今季未勝利ながら安定して上位に入り米ツアー勢に食らい付く。「(海外)メジャーで好成績を出したい」と、目の前の試合に集中した上での代表入りを目指す。

 全米女子オープンで優勝した笹生が30位から6位に浮上したように、メジャーでの好結果は大きな変動につながる。五輪ランクは15位以内なら1カ国・地域当たりの上限は4人となる。仮に2番手以降の複数選手がそろって好成績で終えれば、日本勢が2枠にとどまらないこともあり得る。

 世界ランクで日本勢5番手の岩井明愛や6番手の竹田麗央も全米女子プロに出場。大逆転の可能性は残されている。

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