北海道OPミドル級で優勝 パンプアップ塾・樫原 雷慈

北海道OPミドル級で優勝
パンプアップ塾・樫原 雷慈
道オープンのミドル級ライトハンドで頂点に立ったパンプアップ塾の樫原

 苫小牧市内のアームレスリングチーム「パンプアップ塾」所属の樫原雷慈(かしはら・らいじ、22)が、5月19日に室蘭市の栗林商会アリーナで開かれた第22回北海道オープンアームレスリング大会の男子ミドル級75キロ以下級ライトハンドで栄冠を手にした。樫原は「初めての一般の部。いきなり優勝できてうれしいですね」と喜びを語った。同日行われた第19回ビギナーズアームレスリング大会の男子レフトハンド70キロ級でも優勝した。

 道オープンは道選手権に次ぐ道内ビッグタイトルの一つ。ミドル級75キロ以下級ライトハンドは樫原を含む9人が出場し、敗者復活を含むトーナメント戦で競った。

 樫原は初戦から持ち前のスピードを武器に本選トーナメントを危なげなく勝ち上がり、ストレートで決勝に進出。決勝では敗者復活から上がってきた梶田映(札幌)を相手に「レディーゴー、でパット際まで持って行くことができた」とそのまま押し切って勝負を決めた。

 昨年9月に同塾の門をたたき、週1回の練習のほか、平日には室蘭市内の道場にも足を運んでもまれてきた。練習では経験豊富な先輩たちに圧倒される日々だが、3月にあった新人戦で優勝するなど徐々に力を付けている。指導に当たる星山一範塾長は「苫小牧だけではなく、室蘭まで行って『自分はまだまだ』だと気付くことも大事。継続して練習にも来ているし、今は伸びしろしかない」と飛躍へ向けて目を細める。

 樫原は9月に予定している道選手権にも出場する意向。全国大会でも上位に入る実力者や道内トップクラスの重量級の顔触れが集う大一番で、「(現時点で)優勝は厳しいが、一つでも多く勝てるように頑張りたい。課題は多いが、こつこつ練習して強くなりたい」と闘志を燃やす。

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