松山、優勝候補の一角 パリ五輪顔触れ決まる 男子ゴルフ

松山、優勝候補の一角 パリ五輪顔触れ決まる 男子ゴルフ
東京五輪ゴルフ男子、最終ラウンドに臨む松山英樹=2021年8月、埼玉・霞ケ関CC

 国際ゴルフ連盟は17日付で男子のパリ五輪ランキングを発表し、9位となった日本のエース松山英樹ら60人の出場権獲得が決まった。東京五輪4位の松山は今回、金メダル候補の一人。強豪ぞろいの米国勢が最大のライバルになりそうだ。

 五輪代表は原則1カ国・地域2人で、15位以内の場合は最大4人。米国だけが4枠を確保した。前回覇者のザンダー・シャウフェレは5月の全米プロを制するなど調子を上げ、世界ランク1位のスコッティー・シェフラーも4月のマスターズを含め今季5勝と好調。昨年の全米オープン覇者ウィンダム・クラーク、メジャー2勝のコリン・モリカワも代表入りした。

 欧州勢では、アイルランド代表のロリー・マキロイや、超高額賞金ツアーのLIVゴルフで活躍するジョン・ラーム(スペイン)といったメジャー優勝経験者が注目される。

 出場人数がツアー大会に比べて少なく、層が厚い米国勢では、全米オープンを制したばかりのブライソン・デシャンボーや世界ランク8位のパトリック・キャントレーが枠外となった。全体の3分の1が世界150位以下と、実績ある強豪が比較的少なく、上位選手のチャンスが広がる条件だ。

 松山は全米オープンで6位に入り、メジャー2勝目に近づいた。順調に本番を迎えられれば、直前に新型コロナウイルス検査で陽性となった前回以上に有力な優勝候補になる。五輪ランク31位で日本2番手の中島啓太も、欧州ツアーで3月に初優勝しており奮闘を期待したい。

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