【サマミッシュ(米ワシントン州)時事】女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権は20日にワシントン州サマミッシュのサハリーCCで開幕する。12人が出場する日本選手の中で、笹生優花には全米女子オープン選手権に続くメジャー2連勝に期待がかかる。
高い木に囲まれるようなホールが多く、笹生は「他に比べて狭く、とても難しい」と説明。15日から毎日ラウンドし、対策を練っている。本番に向け、「自分のやるべきことに集中したい」と言葉に力を込めた。
全米女子オープンを制したことで、今大会前は多くの視線を集めており、一部選手が呼ばれる公式会見にも出席した。笹生は約9分間、英語で質問に回答。パリ五輪出場について、「とても興奮している」などと話した。
プロアマ戦のラウンド中には米女子プロゴルフ協会(LPGA)の企画イベントにも参加。会場に近いシアトルには有名な観光地パイク・プレイス・マーケットがあり、鮮魚店では店員同士で魚を投げるパフォーマンスがある。笹生はこれを13番のティーイングエリアで体験。エプロンと手袋を着けて魚をキャッチした。「重かったです。いい経験」と苦笑しながらも、「大会の顔」として役割を果たした。
大舞台でまた主役になれるか。「メジャーなので、(技術の)どこかが抜けていると優勝はできない。それが多いので練習したい」と意気込んでいる。

















