株式会社苫東の辻泰弘社長は20日、定時株主総会後の記者会見を苫小牧市内のホテルで開いた。同日発表の2023年度決算で売上高や純利益、用地の分譲件数・面積が過去最高になったことに、辻社長は「道、市と連携しながら誘致提案を積極的に行った成果。GX(グリーントランスフォーメーション)、交通の要衝であることが企業に認知され、問い合わせも非常に増えた」と説明した。
辻社長は、23年度に蓄電所や陸上風力発電の各事業で土地賃貸契約を結んだことにも触れ「太陽光発電だけではなく、来年には稼働する苫東バイオマス発電所も含め、多様な再生可能エネルギーが苫東地域で見込める。『苫東に立地すれば脱炭素』と言われるよう進めたい」と意気込んだ。
また、ソフトバンク(東京)が今年5月、国内最大級データセンター(DC)の建設に向け、苫東地域の臨空柏原地区に用地約70ヘクタールを取得したことに関連し、「親和性がこのエリアにある」と指摘。同社はDC電力を再生可能エネルギーで100%賄う構想だが、「クリーンエネルギーのいろんな調達を念頭に置かれているのでは」とした。
一方、造成済みの用地が不足しつつある現状に「舗装や配管などの工期が遅れる可能性も念頭に計画的に造成していく。インフラへの心配が企業進出の足止めにならないようにする」と意欲。「波に乗ってる流れは逃したくない。まだまだ期待してほしい」と意気込んだ。
















