総括判断 「緩やかに持ち直し」 観光「改善」、公共工事は上方修正 6月道内経済概況

総括判断 「緩やかに持ち直し」 観光「改善」、公共工事は上方修正 6月道内経済概況

 北海道経済産業局は、6月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、前月から据え置いた。主要項目別では観光を引き続き「改善している」としたほか、公共工事の判断を2カ月ぶりに上方修正した。

 4月の経済指標を中心として、5月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」としている。

 主要項目別では、生産活動は「一進一退の動きとなっている」と5カ月連続で判断を据え置いた。4月の鉱工業生産は前月比7・2%減と3カ月ぶりに低下したが、前年同月比では0・3%増と2カ月連続で上昇している。輸送機械工業など3業種が上昇しているが、一般機械工業、金属製品工業、鉄鋼・非鉄金属工業など10業種が低下している。

 個人消費も前月から据え置き、「緩やかに改善している」と判断した。4月の個人消費は新車販売が前年を下回っているものの、百貨店など他の6業態は前年を上回った。企業からは「薄手のコートやジャケットなど春物衣料がよく売れたほか、海外への旅行需要などから初夏アイテムの売り上げが伸長した」(百貨店)、「総菜の売り上げが好調だったほか、野菜などの価格が高騰し売り上げが増加した」(スーパー)などの声が上がっている。

 観光も引き続き「改善している」と判断した。4月の来道客数は前年同月比0・1%減と30カ月ぶりに前年を下回った。一方、道内外国人入国者数は前年同月比56%増と、22カ月連続で前年を上回っている。ヒアリングでは「観光施設のオープンが4月下旬からのため、4月の観光客の動きは少なかった。台湾・韓国・香港からの観光客が依然として多いが、それほど増えている印象はない」(観光協会)との指摘が出ている。

 一方、公共工事は前月の「減少した」から「増加した」へ2カ月ぶりに判断を引き上げた。4月の公共工事請負金額が、国、道、市町村全てで前年を上回り、前年同月比14%増と2カ月ぶりに前年を上回ったため。

 この他、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の3項目の判断は前月から据え置いた。

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