道が調査結果公表 84%の企業「賃上げ」 前年比11ポイント上昇、建設業がトップ 9割弱が今後も前向き

道が調査結果公表 84%の企業「賃上げ」 前年比11ポイント上昇、建設業がトップ 9割弱が今後も前向き

 道は、道内企業の賃金引き上げ状況調査結果を公表した。2024年に「賃上げを実施する(した)」と回答した企業の割合は84.7%で、前回調査(23年4~6月期、72.9%)に比べ11.8ポイント増加した。

 賃上げを実施した企業の業界別では、建設業が88.9%でトップ。これに卸売・小売業(88.2%)、製造業(85.7%)、サービス業(80.8%)が続いた。運輸業が78.7%で最も低かった。

 企業の規模別では、「資本金1億円以上」が96.7%で最も高い。以下、「同5000万円以上~1億円未満」(93.5%)、「同5000万円未満」(78.8%)の順。

 賃上げの内容(複数回答)では、「定期昇給」が74.4%で最多。これに「ベースアップ」(56.0%)、「賞与支給や支給額の引き上げ」(23.7%)、「新卒者初任給の増額」(19.9%)が続いた。

 賃上げ率(年収換算)では、「2%以上3%未満」と「3%以上4%未満」が各25.6%で最も多かった。「5%以上」の賃上げを行う企業も15.5%あった。前年と比べると、「5%以上」は5ポイント増加。「3%以上4%未満」は7.2ポイント、「4%以上5%未満」は6.3ポイントそれぞれ増加している。

 賃上げの実施理由や重視した要素(複数回答)に関しては、「従業員のモチベーション向上」が80.4%で最も多かった。これに「従業員の確保・定着」の77.8%が続いた。

 一方、賃上げを実施しない理由(複数回答)については、「コスト増加分の価格転嫁が進まず、賃上げの余裕がない」と「自社の業績が低迷し、賃上げの余裕がない」が各42.1%で最多だった。

 賃上げ実施に当たって必要なこと(複数回答)については、「製品・サービス価格の値上げ」が58.7%でトップだった。また、「コストを価格転嫁しやすい環境の整備」を挙げた企業も40.8%あった。

 今後の賃上げの意向としては、「今後も実施したい」(55.0%)と「環境が整ったら実施したい」(34.0%)を合わせて、89%の企業が前向きな姿勢を示している。

 調査は4月15日~7月1日の期間で実施中で、5月20日までの回答を中間報告としてまとめた。道内企業900社を対象に、373社から回答を得た(回答率41.4%)。

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