苫小牧市などが主催する苫小牧都市再生講演会が6月27日、市内のホテルで開かれた。熊本学園大学経済学部の溝上章志教授が熊本市の公共交通基本条例に基づく路線網再編計画や共同経営方式の導入事例について講演し、市民ら約100人が耳を傾けた。
溝上教授は、熊本市が2013年に公共交通基本条例を制定し、14年には赤字を補塡(ほてん)する補助制度から一律に保証するインセンティブ補助を導入したことから1億円以上の赤字削減につながったことを紹介し、「バス会社は運行コスト削減や需要獲得の努力をすれば自由に使えるお金が増え、行政も補助額を減らすことができる」と説いた。
また、行政が事業者の申請に対して補助金を交付するシステムから、双方を仲介する共同経営推進室を設置して会社間の垣根を越えた重複区間の最適化、新規路線の拡充などを目指す方向性についても述べた。
講演会に先立ち、市スマートシティ官民連携協議会(会長・岩倉博文市長)の総会も開かれ、昨年度実施した自動運転バスの実証事業の継続や、苫小牧工業高等専門学校の学生を対象にした研究助成支援などを確認した。
















