第47回北海道サッカーリーグ第5節でASC北海道(苫小牧地区)は北蹴会岩見沢と6月29日、浜厚真野原公園サッカー場で対戦した。ホームで迎える昨年5位との対決は3―3で引き分けた。通算勝ち点は1増の5。6位で我慢の時が続いている。
前半は開始早々から押し上げて好機をうかがうASC。16分に前線中央で小田のパスを受けた野上がミドルシュートで幸先よく先制点をマークした。その後、北蹴会岩見沢はボールを動かしつつ反攻する。同32分には右から上がったクロスを押し込まれて同点になった。
後半立ち上がりから再び北蹴会岩見沢に攻め込まれる場面もあったが、応戦。同10分の速攻に遭い、左から中央につなげられて勝ち越し点を決められた。
一進一退の中、ASCは同14分に前線へつなぎ、高本から受け取った菊地が豪快に蹴り込んで追い付いた。
27分すぎにはその菊地がゴールの至近で倒されて獲得したPKを決めて逆転。押し迫る時間の中で攻防が一気に加速した。
終了の間際、ASCは低い位置での守勢からタッチラインを割って危機を回避したもの、風上からのロングスローがゴール前に達してこぼれ球を押し込まれ、同点のまま試合終了を迎えた。
第3節で上位につけるノルブリッツ北海道に4―0で初白星を奪ったものの、第4節のCANALE小樽に4―4の引き分け。再び分けて永澤監督は「きょうは勝ち点3を取りたかたっが、先行した後の失点が続いてしまった」と悔やんだ。8チーム2回戦総当たりで1回戦は残り2試合。「失点につながったケースを修正しながら、まだ続く試合で勝ちきりたい」と挽回と順位上昇を誓う。
重要な2ゴールを挙げた移籍1年目のFW菊地は「1点を挙げた後のチームの動きにフォーカスしたい」と言う。「先行後の守備に甘さが出てはいけないし、高める部分はそこ」と語った。
この節までに5連勝したBTOP北海道が首位、同じく5連勝の北海道十勝スカイアースが得失点差で2位。3位ノルブリッツ北海道、4位CANALE小樽、5位札大GPにASCが6位で続く。7位北蹴会岩見沢、8位旭蹴会の順。
ASCは第6節の14日、旭川で旭蹴会と対戦する。

















