保護者へ理解求める 部活動「地域移行」で説明会

保護者へ理解求める
部活動「地域移行」で説明会
保護者が耳を傾けた説明会

 苫小牧市教育委員会は6月27日、市内の中学校の部活動を地域のスポーツクラブなどに委ねる「地域移行」に向けて保護者説明会を苫小牧光洋中学校体育館で開いた。地域移行が円滑に進むように保護者の理解を得るためで、47人が参加して説明に耳を傾けた。

 地域移行は教員の負担減少などが目的。市教委は2028年度に完全移行するため「とまこまい型部活動地域移行ビジョン」を策定し、各年度に実施することなどをまとめている。

 説明会は小学5、6年生と中学1、2年生の保護者を対象とし、同ビジョンの内容などを説明した。

 今年度は個人競技を完全移行し、陸上競技は苫小牧清水陸上クラブや沼ノ端陸上競技スポーツ少年団、剣道は苫小牧如水館や正心館に移行。また拠点とする中学校を決めて活動場所に定め、他校からも活動に参加できるようにする「拠点校方式」を球技種目で進め、チームを統合。軟式野球の東部は青翔中やウトナイ中、西部は啓明中、凌雲中、緑陵中などによる合同チームとする。バスケットは学校単独チームでの活動を続け、一部で拠点校方式を採用することなどを伝えた。

 25年度からは移行先にクラブチームが参入して生徒が所属を選択できるようにし、2028年度からは、拠点校方式と地域クラブに託すようにして地域移行を完了させる。

 保護者からは「別の学校まで通えない子や練習に遅れる子など格差が生じるのでは」「部費や謝礼の負担は増えるのか」など不安視する声が上がった。一方、「廃部や休部に追い込まれるより、形は変わっても活動が継続されるのはありがたい」「子どものやりたいをかなえるには、親が多少の負担を抱えるのは当然」という意見もあった。

 説明会は市内の中学校で今後も次の日程で開かれる。

 明倫中(2日)、明野中(3日)、緑陵中(4日)、凌雲中(5日)、啓北中(8日)、開成中(9日)、啓明中(10日)、青翔中(11日)、ウトナイ中(12日)、沼ノ端中(17日)、勇払中(18日)▽植苗小中(19日)。いずれも時間は午後6時から同7時半まで。

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