道は4日の道議会食と観光調査特別委員会(中川浩利委員長)で、2023年度の食関連企業経営意識調査結果を公表した。23年7~12月の経営実績に関し、売上高が「増加した」と回答した企業は48・0%となり、前年度調査と比べて0・3ポイント増加。資金繰りでは「変化なし」が65・4%と最も多いが、「好転」の回答が前年比2・8ポイント増の18・0%に。経営状況は持ち直しつつある。
24年1~6月の売上高の見通しについては、「横ばい」が47・7%で最も多く、前年に比べ0・5ポイント増加した。
23年度の付加価値向上に向けた取り組み(複数回答)では、「商品」が57・5%で最多。これに「製造工程・技術」(36・7%)、「販売ターゲット」(32・1%)、「包装・デザイン」(30・2%)が続いた。今後の取り組みでも、「商品」が63・4%でトップだった。
EC取引(インターネットなどを活用した取引)の取り組み状況は、70・0%の企業が「活用している」と回答。前年(69・9%)と同様の傾向となった。インターネット販売先は「日本国内のみ」が97・7%と9割以上を占め、「海外向けにも販売している」は2・3%だった。
輸出の状況では、「輸出の予定はない」とする企業が52・1%で、前年から7・3ポイント減少。主な輸出品目として乳製品・菓子類、水産物・水産加工品、農畜産物・農畜産加工品、酒類などが多かった。主な輸出先国・地域は、シンガポールが56・0%でトップ。以下、台湾(49・0%)、香港(48・0%)の順で、引き続きアジア圏が中心となっている。
中国の日本産水産物輸入停止措置による影響については、86・2%の企業が「影響なし」と回答。「影響がある」とした企業は12・5%だった。
一方、エネルギー・原材料価格高騰による影響では、「大きく影響がある」(56・2%)と「影響がある」(32・5%)、「多少影響がある」(7・5%)を合わせて、9割以上に上った。
価格高騰に関し行政に期待すること(複数回答)は、「各種補助金、給付金の継続・拡充」が71・2%で最多だった。
また、雇用状況の過不足感では、「不足」(51・0%)が「適当」(46・7%)を上回っている。
調査は今年2月、道内の食関連企業1026社を対象に実施。310社から回答を得た(回答率30・2%)。
















