苫小牧南高校(藤島尚子校長)は1日、3年生を対象に特別授業を校内で行った。生徒71人が青年海外協力隊の看護師としてアフリカ・ケニアで活動している谷恵さんの講話をオンラインで聞き、進路選択に役立つ知識を身に付けた。
谷さんは1994年生まれ、滋賀県出身。看護系大学を卒業後、看護師として集中治療室(ICU)の救急救命やへき地医療に携わり、2023年1月から2年任期でケニアでの医療支援に活動している。
特別授業は教室前方に設けたスクリーン越しに行った。谷さんは「小学生時代、途上国について調べた授業がきっかけで国際協力に興味を持った」と話し、子どもの頃からの”夢”をかなえた経緯を説明した。
ケニアでは貧困による子どもの犯罪が目立ち、医療体制の整備が先進国より遅れていることを強調。「キャリア選択の上で途上国に協力する人が1人でも増えるとうれしい」と話した。
特別授業を受けた生徒の半数は看護師や医療従事者を志望。矢口美愛来さん(17)は「ケニアと日本の医療設備の違いに驚いた。将来は青年海外協力隊を目指す」、守谷咲希さん(17)は「患者を家族と思えば優しく対応できると聞いた。自分も心掛けていく」と、それぞれ将来を見据えて感想を話した。
特別授業を企画した宮本こずえ教諭は「海外で働く選択肢もあることを生徒に知ってもらいたいと考えた」と話し、授業が生徒の夢をかなえる糧になることを期待していた。
















