苫小牧市北長生大学は11日、苫小牧市豊川コミュニティセンターで俳句講座を開いた。出席した学生約60人が、詠んだ句の講評を聞くなどして俳句を楽しく学んだ。
同大学は60歳以上の市民の生涯学習の場として、市内の公共施設5施設に開設され、防災、歴史、文芸などさまざまな講座が開かれている。
この日の講座は「俳句入門その三」。苫小牧俳句協会から会長の沼田泥舟(本名・征五)さんを含む4人が訪れ、講師を務めた。
沼田さんは2023年度に同大学の学生が詠んだ俳句の中から20作品を選び、各学生はその中から良いと思った3作品を投票して優秀作品を決めた。
投票数の多かった作品から、作者が俳句を詠んだ時の思いを語り、その後、講師陣が講評と季語や擬声語の使い方などについてアドバイスした。
「菜園の 初物たのし 鹿憎し」を詠んだ本科2年の長田史拓さん(73)は、「大学の講座を終えて帰宅し、育てていた枝豆を昼ご飯にしようと庭を見たら、雄鹿が枝豆を全部食べていて、憎しみの感情が湧いた」と話し、会場の笑いを誘った。
沼田さんは「最近問題となっている獣害をよく表している」と講評。「『初物』の後を『鹿にとられけり』としても、気持ちは十分伝わってきます」と助言し、会場は終始なごやかな雰囲気に包まれていた。
















