世界の舞台で活躍する若手音楽家による音楽祭PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)苫小牧公演が13日、市民会館で開催され、市民ら600人が来場した。世界25カ国・地域からプロを目指して集まった音楽家と教授陣89人のオーケストラは、磨き上げたみずみずしいハーモニーを響かせ、会場は大きな拍手に包まれた。
ドイツ・ミュンヘン出身で来年4月に札幌交響楽団首席指揮者に就任予定のエリアス・グランディ氏を指揮者に迎え、R・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」作品20で幕を開けた。プロコフィエフのバイオリン協奏曲第1番ニ長調作品19では、著名な音楽家と多数共演しているバイオリニストのクララ=ジュミ・カン氏が官能的な音色で観客を魅了した。
約6年ぶりにPMFを鑑賞したという、しらかば町の無職熊谷孝さん(76)は「海外でもオーケストラを聴いたが、生演奏はやはり良い。カン氏のバイオリンの中音域の響きに感動した」と目を輝かせた。
同公演をサポートしたボランティア友の会メンバーで日新町の松原敏行さん(68)は「来場者に喜んでもらえてうれしい。現代曲も聴き応えがあり、若い世代も楽しめたのでは」と盛況を喜んだ。
PMFはオーディションで選ばれた世界各国の若手音楽家が、プロの教授陣から指導を受け演奏する教育音楽祭。20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタインが提唱し、1990年に札幌市で創設された。
















