海上保安庁の「海の事故ゼロキャンペーン」が16日から始まるのに合わせ、苫小牧海上保安署は船舶利用者や釣り人などへの安全指導を展開する。危険な場所での海水浴も行わないよう強く呼び掛ける。
同署は31日までの期間中、巡視艇の電光掲示板を使ってライフジャケット着用や緊急通報ダイヤル「118番」をアピール。漁船やプレジャーボートの船長らに出航前の点検や見張りの徹底といった安全航行を指導するほか、荒天時にいかりを下ろしたまま流される事故を防ぐため、船舶代理店に「走錨事故防止ポータルサイト」の活用も働き掛ける。
海水浴についても、同署の髙﨑繁映次長は沖合に向かう強い海水の流れ「離岸流」の発生や急な深みの危険性を挙げ、「管理運営された海水浴場以外での遊泳はやめてほしい」と注意を促す。
同海保によると、2023年に管内(苫小牧市、厚真町、むかわ町)の海で人身事故に遭った人は前年比6人増の13人で、うち8人が死亡した。自殺が6割を占めたが、認知症の高齢女性が転落したり、勇払マリーナ付近でホッキ取りをしていた60代男性が波にさらわれたりして命を落とした。船舶事故は同1隻減の6隻。強風による衝突、乗り上げが目立った。
















