東京商工リサーチ北海道支社は、2024年上半期(1~6月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同期比16件(12.9%)増の140件となり、上半期としては3年連続で前年を上回った。うち、半数近い66件が新型コロナウイルス関連倒産だった。負債総額も前年同期に比べ42.2%増の202億7900万円となった。
地域別では、札幌市が54件で最多。これに旭川市が11件、釧路市8件、帯広市5件と続いた。苫小牧市と千歳市、恵庭市でも各1件発生した。
業種別では、サービス・他が44件で最も多い。以下、建設業が28件、小売業が17件、製造業と卸売業が共に16件の順。
原因別では、「販売不振」(105件)が最多で、全体の4分の3を占めた。これに「他社倒産の余波」と「放漫経営」(共に9件)が続いた。
コロナ関連倒産も66件発生し、道内の累計は397件となった。
また、今年1月から6月までの企業倒産に伴う従業員の被害者総数は、累計で640人となった。
同支社では、コロナ関連倒産66件のうち「16件はコロナ対策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済に行き詰まっての倒産だった」と指摘。ゼロゼロ融資によって資金繰りをしのいだものの、「ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した原油や資材、原材料の高騰、記録的円安、物価高に加え、深刻な人手不足が追い打ちをかけ、資金余力に乏しい企業は事業を続けることができなかった」と分析している。
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一方、帝国データバンク札幌支店の調べでは、2024年上半期(1~6月)の道内企業倒産件数は前年同期比14件(11.9%)増の132件となり、上半期としては3年連続で増加した。負債総額は前年同期比9.9%減の193億5600万円だった。
















