むかわ町大原の法城寺で15日、イベントや飲食を楽しみながら防災について考える「HOJOフェス」(同実行委員会主催)が開かれた。地域住民など約600人(主催者発表)が訪れ、お笑いライブやキッチンカーのグルメを楽しみ、スタンプラリーやアンケートを通じて防災意識を高めた。
会場では、煙体験やメガクルーザー乗車体験など5カ所を巡りスタンプを集めると、ようかんやキャラメルなど保存食になる菓子がもらえる「お菓子すくい」ができ、大勢の子どもたちでにぎわった。イベントの感想や改善点などに関するアンケートの協力者には、携帯簡易トイレや緊急簡易ブランケットなどの防災グッズがプレゼントされた。
お笑い&トークライブでは、2022年にも出演したお笑いコンビ「アップダウン」など4組が軽妙な話術で来場者を笑わせる一方、「危険な場所には近づかない」など防災面で必要なことを訴えた。最後に菓子まきも行われ、子どもや参加者は懸命に手を伸ばした。
友人らと参加した鵡川中央小6年の林幸男君(11)は「お笑いが楽しく、焼きそばもおいしかった。スタンプラリーに参加して防災を学べた」と話した。
HOJOフェスは、法城寺と豊穣(ほうじょう)を掛け、町の豊作と住民の心豊かな人生への願いを込めた。今年で3回目。実行委の重綱蒼太委員長は「無事に終えることができた。来年も楽しく防災を学べるイベントにしたい」と話した。

















