躍進際立つ日本女子 海外メジャーの上位常連に ゴルフ

躍進際立つ日本女子 海外メジャーの上位常連に ゴルフ
アムンディ・エビアン選手権で優勝し、日の丸を手に笑顔の古江彩佳=14日、フランス・エビアン(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】フランスのエビアンで14日まで行われた女子ゴルフのアムンディ・エビアン選手権で、古江彩佳が日本女子で4人目となる海外メジャー大会優勝を果たした。今年既に実施されたメジャー4大会のうち、日本勢の優勝は2度。全米女子オープン選手権を笹生優花が3年ぶりに制した。他にも好成績を残す選手が数多く、躍進ぶりが際立つ。

 6月2日まで行われた全米女子オープンでは21人もの日本選手が出場し、14人が予選を突破。笹生と渋野日向子でワンツーフィニッシュ、古江が6位に入るなど、10位以内に5人が名を連ねた。

 12位だった山下美夢有は笹生の優勝を見て「(自分も)できないことはないと思う。紙一重のところ、足りないところもあるが、かみ合えば優勝争いに絡める」と実感した。その後の全米女子プロ選手権で2位。日本ツアーが主戦場の選手も、海外メジャーの頂点を狙えることを示した。

 渋野は今の日本女子の特長について「ショットが曲がらないプレーヤー、我慢強い選手が多い」と話していた。身長153センチの古江、150センチの山下のように体格や飛距離で海外勢に及ばなくても、正確性や忍耐力で対抗している。

 海外メジャーで、日本女子は1977年に初めて樋口久子さんが全米女子プロを制してから、渋野が2019年全英女子オープンを勝つまで42年かかった。それから5年。刺激し合うことで相乗効果を生む土壌も育まれ、日本勢の上位進出が珍しくない状況となっている。

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