むかわ町の穂別小学校(新谷隆校長)と穂別中学校(川本健二校長)、穂別高校(岩瀬均校長)は16日、小中高連携ボランティア清掃として、鵡川周辺の清掃活動を行った。室蘭開発建設部鵡川沙流川河川事務所と町穂別河川愛護組合が毎年7月の河川愛護月間に合わせて行う河川敷の清掃に参加。3校の児童生徒が異なる年齢の仲間と協力しながら、地域の美化に貢献した。
3校が一緒に参加するのは昨年に続いて2回目。児童生徒と教諭計170人が穂別中に集合した後、6班に分かれて市街地を歩き、ふれあい公園などでごみを拾った。その後、穂別リバーサイドパークから対岸に移動し、川沿いでたばこの吸い殻やマスク、紙くずなどを拾い集めた。
穂別高3年の岡田美湖さん(17)は「たばこの吸い殻など、ごみがいっぱい落ちていた。ぽい捨てはいけないと感じた」と話し、穂別中1年の本田飛羽(とわ)さん(12)は「小学生の時より、ごみは少なくなっていた。一緒にいた先輩は優しく、後輩とは楽しく拾うことができた」と笑顔を見せた。
同事務所によると、穂別地区の河川敷清掃は今年で38回目。児童生徒以外に、企業関係者など全体で205人が同地区の鵡川周辺のごみ拾いに参加した。17日は鵡川地区で行う。
梅木幸治所長は「参加人数が増え、河川がよりきれいになった。若いうちからごみ拾いをすることで、川を汚してはならないという意識付けにつながる」と評価した。

















